札幌市円山動物園 基金活用し動物用のICU購入
札幌市円山動物園が、おととし設置された応援基金を初めて活用し、動物用の集中治療室を購入しました。 札幌市は円山動物園で動物が死亡する事故が相次いだことを受け、動物福祉の向上などを目指す「動物園条例」を制定しました。それを受け「動物園応援基金」を設け、活動資金を募り、今年3月までにおよそ2億2500万円の寄付が集まりました。 今回、園は初めてその基金から300万円を活用し、動物用の集中治療室の購入と治療に使う部屋の増設にあてました。円山動物園の担当職員は「ふるさと納税の寄付が、かなり部分を占めていて、道外の方からもたくさん応援いただいている。動物園で飼育する動物たちがより快適に暮らせる獣舎の改修に活用していきたい」と話していました。 園は、秋田市の動物園から来月以降に来園予定のユキヒョウを移送する費用などにも活用する予定です。