「もっと自由に生きたいですね」巨人・浅野が“考え過ぎず切り替える”岡本流メンタリティーでレギュラー定着狙う
【ホノルル(米ハワイ州)14日(日本時間15日)】巨人の浅野翔吾外野手(20)が岡本流のメンタリティーで来季のレギュラー定着を目指す。優勝旅行先のハワイで14日(日本時間15日)、主砲とともにビーチに繰り出し「僕は考えすぎたり、気にしてしまう部分がある」と悩みを吐露。主砲と海で肩を並べて浮かびながら「もっと自由に生きたいですね」と楽な気持ちで打席に立つメンタルの会得を目指す。 青い海にぷかぷかと浮かび、ゆったりとした時間を過ごした。岡本の姿、そして暖かく、陽気なハワイの雰囲気に感じるものがあったのだろう。浅野は何かを決意したように「打てなかったら…とか最悪なことを考えて一気にテンションが下がるタイプでした。そこはちょっと直したいと思います。できない部分があった時に割り切るようにしたい」と語った。 今季は40試合に出場し、打率は2割4分。シーズン終盤の優勝争いで外野のスタメンに定着するなど貴重な経験を積んできたが、結果が出ない時には、マイナス思考に陥ることがあった。その点、岡本はチームが連敗続きでも自身の調子が上がらなくても「切り替えが大事」と負けを引きずらずに毎日しっかりと頭をリセットして1試合1試合戦っている。同じ高卒ドラ1野手の先輩もさまざまな荒波にもまれながらも、それを乗り越えてきた。技術だけではなく、メンタリティーも盗んで、来季3年目のさらなる飛躍を目指す。 浅野は肩を並べて海に入った岡本の「気持ちいいですね。日本一だったら最高でしたけどね。また来年戻ってきます」との言葉に深くうなずいた。「優勝したら全然違うご褒美が待っていると思うので、ハワイっていうのをご褒美にして来年も頑張っていきたい」。来年は偉大な主砲に少しでも近づき、日本一となって青い海に舞い戻ることを思い描きながら、バットを振り続ける。(水上 智恵)
報知新聞社