韓国 きょうのニュース(12月26日)
◇大統領代行 与野党合意まで憲法裁裁判官の任命保留 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相は26日、緊急談話を発表し、「与野党が合意案を提出するまで憲法裁判所裁判官の任命を保留する」と述べた。尹大統領の弾劾審判を行う憲法裁の裁判官の定員は9人だが、3人が空席で6人体制となっている。国会はこの日開いた本会議で、国会が選出する憲法裁判所の裁判官3人の任命同意案をそれぞれ賛成多数で可決した。 ◇最大野党 大統領代行の弾劾訴追案発議 最大野党「共に民主党」は、尹錫悦大統領の権限を代行する韓悳洙首相の弾劾訴追案を発議した。韓氏が談話を発表し、「与野党が合意案を提出するまで憲法裁判所裁判官の任命を保留する」と述べ、憲法裁裁判官を任命しないと表明したことを受けた措置。共に民主党の朴省俊(パク・ソンジュン)院内首席副代表は記者団に対し、「きょうの(国会)本会議で弾劾案を報告し、あすの本会議で議決する」との方針を明らかにした。弾劾案は国会本会議に上程されてから24時間以降、72時間以内に採決しなければならない。 ◇尹大統領に3回目の出頭要請 警察などの合同捜査本部 警察や高位公職者犯罪捜査処(公捜処)などによる合同捜査本部は尹錫悦大統領に対し内乱容疑などの被疑者として29日午前10時に政府果川庁舎の公捜処に出頭するよう要請したと明らかにした。同捜査本部が尹大統領に出頭を要請したのはこれが3回目。1回目は18日、2回目は25日に出頭するよう尹大統領に要請書を送ったが、尹大統領は受け取らず、これに応じなかった。 ◇25年に外国人観光客1850万人目標 中国団体客ビザ免除へ 政府は、韓悳洙大統領権限代行首相の主宰で「国家観光戦略会議」を開き、中国人団体観光客に対する一時的な査証(ビザ)免除などを盛り込んだ観光市場安定化対策を発表した。政府は来年、外国人観光客1850万人を誘致するとの目標を立てた。今年の目標である2000万人より少ないが、外国人観光客が過去最多を記録した2019年の1750万人を上回る目標だ。 ◇10月出生数13.4%増 4か月連続増加 統計庁が発表した「人口動向」によると、今年10月の出生数は2万1398人で前年同月比13.4%(2520人)増加した。増加幅は2012年10月の3530人以来の高水準で、増加率では10年11月の17.5%以来の高水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大が収束してから婚姻件数が増加した影響などで出生数は4か月連続で増加している。婚姻件数は今年4月以降、7か月連続で増加が続いている。
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