「虎に翼」緊迫の8分間「どうして人を殺しちゃいけないのか」冒頭からのシーンに「凄まじい表現力」「圧巻」と称賛相次ぐ
【モデルプレス=2024/09/24】女優の伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)の第127話が24日に放送された。伊藤演じる主人公・寅子と片岡凜演じる美雪のシーンに反響が集まっている。<※ネタバレあり> 【写真】「虎に翼」で朝ドラ初出演で一人二役の怪演ぶりを見せた注目女優 ◆「虎に翼」寅子(伊藤沙莉)大きな後悔と向き合う 友人に売春をさせ、金品を窃盗させた疑いで美雪が再び東京家裁に送致された。寅子と面談した美雪は「ぜ~んぶ私がやりました」とこれを認め「正直に答えたご褒美」として、かつて母・美佐江(片岡凜)が寅子に投げかけたように「どうして人を殺しちゃいけないのか」と同様の質問をぶつけた。 およそ20年前、美佐江に何も答えられなかった寅子は、長年考えてきた自分なりの答えとして「奪われた命は元には戻せない。死んだ相手とは言葉を交わすことも、触れ合うことも、何かを共有することも永久にできない。だから人は生きることに尊さを感じて、人を殺してはいけないと本能で感じている」「理由がわからないからやっていいじゃなくて、わからないからこそやらない。奪う側にならない努力をすべき」と伝えた。 美雪は「そんな乱暴な答えで母は納得できますかね?」と笑うが、寅子は「私は今、あなたの質問に答えています。お母さんの話はしていません」とキッパリ。すると、美雪は寅子にナイフを向け「母の手帳をご覧になったんでしょう?母も娘も他の子たちとは違う。異質で特別で、手に負えない。救うに値しない存在だと」と迫る。寅子は動じず「逆。まったく逆!」と語気を強め、美佐江も美雪も特別だが、他の子どもたちも同様であり「異質でも手に負えない子でもない」と説明。美佐江を「恐ろしい存在」であると決めつけ、線を引いてしまったことが過ちであり「もっと話をすべきだった」「黙って寄り添うべきだった」と後悔を口にした。 ◆「虎に翼」伊藤沙莉&片岡凜、圧巻の面談シーンに反響相次ぐ 美佐江を救えなかった寅子は「あなたのことは諦めたくないの」「お母さんの真似はしなくていい」「親にとらわれ、縛られ続ける必要はないの」と美雪に寄り添う。泣きながら「つまらない。そんなのつまらない!」と声を荒らげる美雪に、寅子は「どんなあなたでもいい!!どんなあなたでも、どんなありきたりな話でも聞くわ。だから話しましょう…何度でも」と訴え続けた。 冒頭から約8分間にわたって繰り広げられたこの面談シーン。大きな後悔と向き合う寅子と“特別”であろうとして縛られていた美雪、伊藤と片岡の熱演が光る同シーンに、視聴者からは「見応えあった」「凄まじい表現力」「鬼気迫る演技に引き込まれた」「圧巻」「渾身の演技だった」と称賛が集まった。 ◆伊藤沙莉主演朝ドラ「虎に翼」 第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士である三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルに描くリーガルエンターテインメント。主人公の猪爪寅子(いのつめ・ともこ)、通称・トラコを伊藤が演じる。(modelpress編集部) 情報:NHK 【Not Sponsored 記事】
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