三笠宮妃百合子さま「お舟入」儀式、喪主・彬子さま参列…宮邸の弔問記帳に1365人
15日に亡くなられた三笠宮妃百合子さまのご遺体をひつぎに納める「お舟入(ふないり)」の儀式が16日夕、東京都港区の三笠宮邸で行われた。 【写真特集】激動の1世紀を生きられた三笠宮妃百合子さま…三笠宮さまとのご婚礼写真も
午後5時からのお舟入には、喪主を務める寛仁(ともひと)親王の長女彬子(あきこ)さまと次女瑶子(ようこ)さまのほか、高円宮妃久子さまと長女承子さまが参列された。その後、秋篠宮ご一家らも加わり、ご遺体に別れを告げる儀式「拝訣(はいけつ)」に臨まれた。
これに先立ち、天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻が16日午後、前日に続いて宮邸を弔問された。両陛下、上皇ご夫妻は慣例により、葬儀には参列されない。
宮邸では午前9時から一般の弔問記帳が始まり、1365人が訪れた。百合子さまが名誉総裁を務められた「いけばなインターナショナル」前会長の臼井延子さん(80)は「役員をねぎらう昼食会を開いてくださるなど、優しい方だった」と振り返った。
三笠宮さまの陸軍士官学校同期生やその家族でつくる親睦会「卯月会」の弘田雅数代表(78)によると、百合子さまは三笠宮さまの逝去後、会員らを宮邸に招き「しっかりしなきゃだめよ」と声をかけられた。弘田代表は「本当にお世話になりました」と肩を落とした。