自宅でカンタンにできるおいしい干物の作り方|基本の干物・一夜干し・味醂干し
自宅でカンタンにできるおいしい干物の作り方|基本の干物・一夜干し・味醂干し
日本人の食卓には、昔から欠かせない存在の干物。干物が一枚あれば、何はなくともご飯のおかずとして重宝する。魚を干すだけで旨味が凝縮される干物、今回は自宅で出来る干物の作り方を紹介しよう。
知ってますか?旨味の秘密
実は生魚を焼いた時と、干物を焼いた時に魚の水分量を比べると、なんと干物の方が多いのだという。これは、塩をして干すことによって、旨味が身の中に閉じ込められるからだ。さらに、塩によって魚に含まれるタンパク質が溶解し、再び結合しようとするために、身にムチムチとした弾力が生まれるのだ。 干物といっても、丸干し、開き干し、味醂干しなどその種類は様々。丸干しとは、新鮮なサンマやイワシなどの内臓を抜かず、丸のまま干したもの。ほろ苦いワタごとそのまま食べられる。開き干しは、魚を開いて内臓やエラを取り除いてから干したもの。味醂干しは、味醂の漬け汁を塗って干したもので、甘みと旨味があって万人受けする味に仕上がる。
専用の干し網または洗濯用の小物干しを使おう!
専用の干し網は、虫や鳥よけが考えられているのでぜひ活用したい。一度に多くの魚を干せたり、魚を出し入れするドアが付いている便利なものも。洗濯用小物干しも使える。 「干し網」をAmazon。co。jpで見る。
金網をのせて、綺麗に仕上げよう!
魚は乾燥するにしたがって身が反ってくるので、何か重石になるもので押さえると良い。専用の道具もあるが、金網など風通しが良く、適度な重さのある物で代用も可能。風や太陽光が当たるように、網目になっているものを選んでみよう。 「金網」をAmazon。co。jpで見る。
重ね塗りで味醂干しはさらに美味しくなる!
片面がしっかり乾いたら裏返して、逆の面にも漬け汁を塗ってさらに干す。漬け汁を塗るときには刷毛を使うと具合が良い。漬け汁が下に滴りやすいので、新聞紙などを敷こう。 「料理ハケ」をAmazon。co。jpで見る。
酒塩があれば干物はもっと美味くなる!
干物を作る際、塩水に浸けるだけでもいいが、酒と塩を混ぜた「酒塩」を振りかけると味わい深く仕上がる。塩は天然塩、酒は焼酎や日本酒ならなんでも良い。殺菌効果も期待できる。 「天然塩」をAmazon。co。jpで見る。