富士宮市の富士花鳥園 14日から無期限休園 コロナ禍の集客減など経営圧迫か
富士宮市根原の富士花鳥園は、14日から無期限で休園する。再開時期は未定。関係者によると、2014年の大雪など自然災害による施設の破損に加え、コロナ禍の集客減が経営を圧迫していたとみられる。 同園は近年、暖房費や鳥の餌代をクラウドファンディングで募り、冬を乗り越えてきた。同園は取材に対し、「休園後の動向は未定でコメントが難しい」と回答した。 13日まで通常通り午前9時から午後4時まで営業する。同日で年間パスポートの利用は終了する。9日は定休日。 同園は1993年に「富士国際花園」として開業し、2008年から「富士花鳥園」に名称を変更した。1200株のベゴニアや約300品種のフクシア、オリジナルアジサイ「加茂セレクション」などの花々が園内を彩り、各国のフクロウやミミズクによるバードショーで来場者を楽しませてきた。
静岡新聞社