北アルプスで台湾人男性行方不明、槍ケ岳登山届提出も連絡取れず 岐阜県警が捜索
岐阜県警高山署は17日、高山市奥飛騨温泉郷神坂の飛騨山脈(北アルプス)で、槍ケ岳(3180メートル)に向かった台湾人の団体職員男性(31)が行方不明になったと発表した。男性は9日に下山予定だったが連絡が取れなくなっている。署は遭難した可能性が高いとみて、県警山岳警備隊が10日早朝から捜索している。 署によると、男性は11月26日に来日。同27日に家族に「明日、槍ケ岳へ登山する」と伝えたが、その後連絡が取れなくなったという。男性が提出した登山届によると、同28日に新穂高温泉から入山し、槍平小屋、槍ケ岳山荘、南岳、槍ケ岳を経由して新穂高温泉に戻る行程だった。男性の関係者が9日、長野県警に通報した。 男性は身長165センチの痩せ型。短髪で赤色のジャケットと黒色のズボンを身に付けている。
岐阜新聞社