友人が中古車の実物を見ないで購入したそうです。個人的にはあり得ないのですが、オンラインで車を購入する方は多いのでしょうか?
ネットショッピングが当たり前の世の中で、中古車も同じようにネットで買うことが当たり前なのか、気になる人もいるでしょう。 そこで今回は、実物を見ないで車を購入する人をテーマに、実車確認せずに購入するメリットとデメリット、購入時のポイントなどを解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
実物を見ないで車種を決めた人は24.5%
ナイル株式会社の「車を選ぶときの情報収集手段について調査」によると、実物を見ないで車を決めた人は全体の24.5%のようです。このことから、4人に一人が実車確認なしで車を購入していることが分かります。 このような背景には「車を選ぶときの情報収集手段」がポイントとなっています。同調査では「Web検索:35.8%」「口コミサイト:12.5%」「動画(YouTubeなど):10.2%」「SNS(X・Instagram・TikTok):9.0%」とオンラインを活用した選び方が全体の67.5%を占めています。 オンラインで車を選ぶ場合は地域を限定せずに選択できるため、遠方で気に入った車が見つかった場合、実車確認なしでの購入につながるのでしょう。
中古車を実車確認なしで買うメリット・デメリット
中古車を実車確認なしで買うメリット・デメリットを以下の表1にまとめました。 表1
※筆者作成 中古車を実車確認なしで買うメリットは、遠方にある車の購入が可能な点です。好みの車が見つかればオンラインで手軽に購入できるため、わざわざ見に行くことが煩わしいと感じる方にもおすすめといえるでしょう。 一方で、中古車を実車確認なしで買うデメリットは、状態を実際に確認できない点です。「自分の目で確認しないと、購入の決断ができない」という方にはおすすめできません。車の状態だけではなく、販売店やスタッフの雰囲気も確認できないため、信頼できるかどうか不安に感じる方もいることでしょう。 また、実車確認なしで買う場合は遠方なケースが多く、修理をお願いしたい場合に販売店での依頼が難しいというデメリットもあります。遠方だと早急な対応が難しいため、系列店や知り合いの修理店に依頼することになる可能性も考えられます。修理について販売店と直接やり取りするのが難しいため、責任の所在が曖昧になりかねません。