【続報】6時間後に救済列車に乗り換え 瀬戸大橋上の快速立ち往生
10日午前7時35分ごろ、JR瀬戸大橋線児島―宇多津間で、高松発岡山行き快速マリンライナー(7両編成、乗客約150人)が緊急停止した。列車は児島から南へ約4キロの下津井瀬戸大橋上で立ち往生。乗客は約6時間後に救済列車に乗り換え、岡山方面に向かった。けがや体調不良を訴える人はいないという。 【動画】瀬戸大橋上で立ち往生した列車 JR四国によると、列車に電力を供給する架線が切れたという。救済列車は下り線を使って停止列車に近づけ、板を渡して乗客に乗り換えてもらい、児島などを経由して岡山まで運転した。 救済列車で児島駅に到着した乗客は疲れた表情で駅員らに払い戻しの方法や四国方面に戻る列車の運転見込みを聞いていた。高松市から東京に向かっていた男性(74)は「車内は暗く、放送が使えないため車掌が肉声で状況を伝えていた。全員が着席できていたので混乱は見られなかった」、徳島県美馬市から福岡市に行く途中だった女性(63)は「トイレの水が流れないと聞き、水分を取るのをためらった。せっかくの舞台のチケットが無駄になってしまった」と話した。 午後3時現在、児島から四国方面の上下で列車の運転を見合わせており、再開は午後6時半以降の見通し。