自動運転バス通年運行へ 伊予市双海地域、実証好評 年度内に事業体(愛媛)
愛媛県の伊予市双海地域で、市やソフトバンクの子会社「BOLDLY(ボードリー)」(東京)などが自動運転バスの実証運行を続けている。住民に好評だったことから2月末までとしていた当初の予定を変更。2024年度は通年運行の実現が目標で、年度内に市も含めたコンソーシアム(共同事業体)を立ち上げる。将来的には住民の理解や賛同を得ることで、新たな公共交通の確立を目指す。 同地域での実証運行は22年9~10月に続き2度目で、24年1月末からボードリーと地元の植西運送が連携して運行。ルートは海岸部のJR伊予上灘駅から山間部の日尾野地区まで往復計約11キロ。乗員(オペレーター)も含めて8人乗りの車両を火―土曜日、1日5便運行している。5月25日現在で382便、累計916人が利用した。
愛媛新聞社