【女子ゴルフ】難コース制しメジャー初制覇 吉田優利「今までやってきたことは間違いない」
◇国内女子ゴルフ・ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ最終日(7日、茨城ゴルフ倶楽部・西コース) 女子ゴルフの国内メジャー初戦。屈指の難コースに加え、前日までは強風、最終日は雨と、悪条件続き。この我慢比べを制したのは、23歳の吉田優利選手でした。 「朝まで蒸し暑かったが、途中から風向きが真反対になって、気温も下がってきて、別のコースのように感じた」 最終日の気温は、前日の27℃を大きく下回る、13℃というコンディション。吉田選手は上着を羽織りながら、時折寒そうな仕草も見せます。 それでも、「今日出ている選手の中でいいプレーをしようという気持ちで出た」と集中力を切らさなかった吉田選手。 その気持ちが出たのは17番でした。雨が降りしきる中、この日初めて上着を脱いだ吉田選手は、残り約90ヤードの第3打。ピンまで約1.5メートルの位置につけるスーパーショットで、このホールバーディーとし、勝利を決定づけました。 吉田選手は、最終日3バーディー・4ボギーで通算1オーバー。2021年のゴルフ5レディス以来となるツアー優勝3勝目を挙げ、メジャー大会は初制覇です。 「3勝目までは長かったですが、その分特別な試合を勝つことができた。今までやってきたことは間違いないと思った」と2年ぶりの優勝を振り返った吉田選手。続けて、「年間3勝以上できるようにシーズンは長いですが頑張っていきたい」と次を見据えました。 また、昨季の賞金女王・山下美夢有選手は、通算7オーバーで7位タイでホールアウト。最終日で唯一のアンダーパーで回り、前回大会女王として意地をみせました。
一方、アマチュアで唯一予選を通過した馬場咲希選手は、通算21オーバーで50位タイで大会を終えています。「メジャーをめちゃくちゃ体験した」と昨年の日本女子オープン(11位タイ)以来のメジャー大会で、悔しさをのぞかせました。 ◆最終成績 1位 吉田優利 +1 2位 申 ジエ +4 3位タイ イ ソミ +4 小祝さくら +4 上田桃子 +4 リ ハナ +4 7位タイ 山下美夢有 +7 50位タイ 馬場咲希 +21