その日、全世界がテロの脅威と対峙した―― はじめてテロが生中継された日を追う 圧倒的緊迫感の90分 映画『セプテンバー5』
1972年ミュンヘン五輪で起きた人質テロ。五輪史上最悪の事件として、今もなお語り継がれている歴史的な1日をTVクルーたちの視点から描いた、映画『セプテンバー5』。この度、本作の日本版60秒予告映像が公開された。 オリンピックの長い歴史の中で今なお大会史上最悪の事件として語られる、1972年9月5日、ミュンヘンオリンピック開催中に起きた、パレスチナ武装組織「黒い九月」によるイスラエル選手団の人質事件。本作は、突然世界が注目する事件を中継する事になったTVクルーたちの視点で、事件の発生から終結までの1日を90分間ノンストップで描く。エスカレートするテロリストからの要求、錯綜する情報、冷戦下であるため機能しない現地警察。刻一刻と人質たちに命の危険が迫る中、極限的な緊張下に置かれたクルーたちの圧倒的緊迫感を追体験する、新たな傑作映画が誕生した。 放送のルールがまだ明確化されていない時代。全世界が生中継を通して、初めてテロリズムの脅威を目の当たりにしたその日「報道の自由」「報道される被害者の人権」「報道がもたらす結果の責任」といった、現代社会を生きる私たちにも通じる問いが投げかけられる。 メディアでの拡散を強く意識した現代のテロリズムや、SNSの普及で誰もがメディア化した現代社会において、報道の自由とその責任の在り方を描いた本作は、アカデミー賞前哨戦とも言われる第82回ゴールデングローブ賞では、作品賞(ドラマ部門)に見事ノミネートを果たし、今後の賞レースにも期待がかかる。 脚本・監督は新鋭ティム・フェールバウム。キャスト陣には、『ニュースの天才』などのピーター・サースガード、『ありふれた教室』のレオニー・ベネシュ、そして『パスト ライブス/再会』『ファースト・カウ』などのジョン・マガロほか、名優の呼び声高いバイプレイヤーたちが集結した。 映画『セプテンバー5』は、2025年2月14日(金)より公開。
otocoto編集部