レコ大新人賞・小山雄大、母への感謝を胸に「目指すは“じゃがいものような演歌歌手”」
北海道出身の演歌歌手・小山雄大(21)が7日、都内で『2025年新曲レコーディング取材会』を開催した。取材会には3月5日にリリースされる2ndシングル「じゃがいもの花」を手掛けた弦哲也氏とさわだすずこ氏も参加。小山は新曲への想いや、『第66回 輝く!日本レコード大賞』で新人賞を受賞した際の舞台裏などを語った。 【写真】弦哲也氏、さわだすずこ氏、小山雄大のスリーショット 2024年、4月10日にシングル『道南恋しや』でデビュー。4歳から本格的に民謡を習い始めた小山は、小学生の頃から全国の民謡大会で数々の賞を受賞し、中学1年には「NHKのど自慢」でグランドチャンピオンを獲得。作曲家・弦哲也に師事したことで歌声がさらに磨かれ、弱冠21歳で演歌歌手としてデビュー。「全国民の孫」をキャッチコピーに、聴く人に癒しを与えるフレッシュな歌声は“マジックボイス”とも称されており、『第66回 輝く!日本レコード大賞』新人賞を受賞し注目が集まっている。 新曲は「じゃがいもの花」は全国の母へのメッセージソング。「全国民の孫」から「全国民の息子」へと一回り成長した小山自身の等身大ともいえる作品。作曲は弦哲也氏、作詞はさわだすずこ氏、編曲は猪股義周氏が手掛けた。じゃがいもの花の花言葉は恩返し。本作は母への恩返しがテーマとなっている。作詞を担当したさわだすずこ氏は、涙しながら作詞をしたとエピソードを語った。 じゃがいもカラーの衣装を纏い、勝負服でレコーディング取材会に臨んだ小山は、「いつも1番応援してくれるのが母で、母に恩返し、親孝行していけるように頑張っていきたいです。そういう思いも込めて、『じゃがいもの花』をこれから歌っていきたい。<母ちゃんの涙を笑顔に変えてやる「花言葉を恩返し...」見せたい俺の晴れ姿>という3番の歌詞が特に好きで、歌詞にもあるように自分の晴れ姿を母親にたくさん見せていきたいですし、これまで関わってくださった皆さん、応援してくださる皆さんに恩返しができるように頑張っていきたいです」意気込みを語った。 2024年について小山は、「1年間、全国100カ所でキャンペーンをやらせていただいて、 全国の皆さんと触れ合って、声をかけていただいて、すごく嬉しかったです。弦先生、さわだ先生、松前先生、三山(ひろし)先輩にご指導いただきながら1年間歩いてきましたし、また今年も、昨年以上に努力、勉強をしていい年にしたい」と振り返った。 昨年はレコード大賞で新人賞を受賞。夢だったステージでは緊張もありながら、グッと涙を堪えていたという小山。しかし、客席で泣いている母の姿を観て、ステージから捌けた後、堪えていた涙が溢れたと話す。そんな母から「1年間頑張ってきてよかったね。周りの人への感謝の気持ちを忘れずに頑張りなさいよ」と言葉をかけてもらったという。 今年の目標を聞かれると、「じゃがいもは国民食として愛されている食べ物だと思うので、じゃがいものように誰からも愛されるような演歌歌手になっていきたいなと思っています」と抱負を述べた。 一番好きなじゃがいも料理を聞かれた小山は、「肉じゃがが1番好きです。母や祖母が作る肉じゃがが好きです」と笑顔を覗かせた。 先日、日本マジックファンデーション「The Japan Cup 2025~著述放送文化賞~」を受賞。受賞について、「最初は趣味でやっていたマジックですが、デビューしてからもマジックをやらせていただいて、自分の歌声をマジックボイスと称していただいたり、今回、こういった賞をいただけたのはすごく嬉しいですし、 歌とマジック、両方とも頑張っていきたいです」と喜びを語った。 また、取材会では「じゃがいもの花」の作曲を手がけた弦哲也氏からのリクエストで、特技のマジックを披露し、集まった記者陣を驚かせ、湧かせる場面も。もし紅白に出場できたらマジックを披露したいと夢を語った。