男性の遺体損壊・遺棄事件 逮捕された3人は静岡・掛川市内の山に立ち寄る 殺人容疑を視野に、捜査を進める方針
30歳の会社役員の遺体が損壊され、静岡県藤枝市の山中に遺棄された事件で、事件に関係したとみられる車が、カーナビの記録から掛川市の山にも立ち寄っていたことが新たに分かりました。 ●船引とわ記者: 「山の中を車でおよそ20分、さらに歩いて10分のところに来ています。こちらの茶畑の奥から男性の焼かれた遺体が発見されました。辺りは木々が生い茂り、周りに人の姿は全く見えません」 警察によりますと、会社役員の男(31)と、飲食店店長の男(27)、アルバイト店員の19歳の女の3人は、2024年6月下旬ごろ、静岡市に住む会社役員の男性(当時30)の遺体を損壊し、藤枝市の山中に遺棄した疑いが持たれています。捜査関係者によりますと、遺体は焼かれた状態だったということです。 信号待ちの間、スマホに目を落とす男。事件の主犯格とみられる会社役員の男です。 静岡市内で複数の飲食店を経営していた男性。男はその会社の役員を務めていました。 自らも飲食店を経営していたという、会社役員の男。飲食店店長の男はその飲食店の店長で、19歳の女はアルバイトの従業員でした。男性と3人はいずれも面識があったそうです。 警察は事件に関係するとして押収した車のカーナビの記録をもとに、男性の遺体を藤枝市の山中で発見。この車は掛川市の山中にも立ち寄っていたことが新たに分かりました。 知人によれば、中学の同級生だったという男性と会社役員の男。 警察は経営上のトラブルがあった可能性を調べるとともに、殺人容疑を視野に、捜査を進める方針です。