災害時のための非常食は7日分、水は1人1日当たり3L備蓄を。食べやすさも重視して!あると助かる非常食は?
◆あると助かる非常食は? 災害時にはさまざまな不都合が生じます。なるべく臨機応変に対応できるよう、非常食を選ぶ際は以下のポイントも押さえておくとよいでしょう。 ・調理に火や水を使わないもの アルファ化米やフリーズドライ食品の場合、調理に火や水が必要となるため、ライフラインが寸断されるとすぐに食べられない可能性があります。そのため、開封してそのまま食べられる食品も合わせて用意しておくと安心です。 火や水が不要な非常食としては、缶詰のほかにレトルトパウチがあり、開けてすぐに食べられるリゾット(石井食品)やスパゲッティ(ロングライフフーズ)などが販売されています。 ・好みの味のもの 災害時はストレスにより食欲が減退しやすいため、少しでもおいしく食べられるもの、喉を通りやすいものを選びたいところです。 いざという時に口に合わないということがないよう、非常食を購入したら早めに試食しておきましょう。その他にも、平常時から定期的に非常食を食べる機会を設けたり、日頃食べ慣れているお菓子や缶詰など、比較的長期保存が可能なものを非常食として備蓄しておいたりするのもおすすめです。 ・不足しがちな栄養素を補えるもの 災害時は炭水化物中心の食事になりやすく、ビタミン・ミネラル・食物繊維、タンパク質が不足しやすいとされています。 ビタミン・ミネラル・食物繊維は野菜や果物、海藻などに、たんぱく質は大豆や卵、肉、魚などに多く含まれています。缶入りの野菜ジュース、乾物、卵や海藻が入ったフリーズドライ食品、魚の缶詰などを備蓄し、不足しがちな栄養を補えるようにしておきましょう。 ・水分を多く含んでいるもの 災害時は水が貴重になるため、パサパサしたものばかり食べて喉が渇いてしまうような事態は避けたいものです。 対策として、常温保存可能なパウチタイプの飲料やゼリーなど、水分を多く含んだ食品を用意しておきましょう。非常食向けに作られた水分の多い食品には、防災ゼリー(ワンテーブル)、野菜スープ(カゴメ)、野菜シチュー(ハウス)などがあります。
「婦人公論.jp」編集部
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