十明、新垣結衣主演『違国日記』舞台挨拶で弾き語り ガッキー「第一声で感動」
現在公開中の映画『違国日記』の舞台挨拶が6月13日に都内で行われ、新垣結衣、早瀬憩らキャストと瀬田なつき監督が登壇した。 その他の画像 同名女性コミックを映画化した本作で、人見知りな小説家の高代槙生を演じた新垣は、「なんだか今日は会場が明るい雰囲気ですね。皆さんのお顔を見られて本当に嬉しいです」と観客の穏やかな雰囲気にコメント。槙生の姪・朝を演じた早瀬の「映画はいかがでしたか?」という問いかけに拍手が沸き起こり、瀬田監督は「みなさんの清々しい表情にほっとしています」と上映後の観客の表情に喜びを語った。 映画は台湾やタイ、韓国といった海外でも公開される予定だ。「どう感じるんでしょうかね、どういった反応がもらえるかすごく楽しみですね」(新垣)、「日本だけでもたくさんの方に観ていただけているのに、海外の方々にも観ていただけると思うとすごく嬉しいしわくわくします」(早瀬)、「どういう風にこの映画を見て、感じてもらえるのか気になります」(瀬田監督)と、それぞれ海外公開に向けて期待を膨らませた。 映画の公式SNSで実施中の感想投稿キャンペーンには、様々な感想が寄せられているとのこと。感想を聞き、新垣は「二人の時間をもっと観ていたかったと言ってくださる方や、このまま二人の生活がどこかで続いていっているんだなと感じてくださっている方もいて、ものすごく嬉しいなと思いましたし、思った以上にすごく反響があってちょっと驚いています」と改めて公開への喜びを語った。 この日は、映画のインスパイア・ソング「夜明けのあなたへ」を書き下ろした十明がスペシャルゲストとして登壇。映画の感想を問われると「登場人物のみなさんはすごく個性的なんですが、なんだか生活の中にいる身近な人のように感じられて、それがすごく不思議でした。生活とのつながりが感じられて素敵だなと思いました」と作品への思いを述べた。その後「夜明けのあなたへ」を弾き語りで披露。透き通るような心地良い歌声で会場全体を魅了した。新垣は「マ、の第一声で感動しちゃって。歌声でこの場の空気が澄んでいくような気がして、深呼吸したくなりました」と感動を露わにした。楽曲がリリースされてから毎日聞いているという早瀬は、「いつも聞いていた歌をこんなに近くで聞かせていただけて本当に鳥肌が立ちましたし、撮影期間のことや映画のことを思い出して思わず泣きそうになってしまいました」と生歌への感無量の気持ちを語った。演奏を終えた十明は、「槙生さんと朝ちゃんの前で歌っているという感じがすごくして、届けたかったところに届けられた気がしてすごく嬉しいです」と晴れやかな表情でコメントした。 最後に、早瀬は「原作・映画・楽曲、全てに心を救ってくれるような優しさがあって、朝や私と同じ学生世代の方にも響くところがたくさんあると思うので、ぜひこれからもいろんな年代の方に観ていただけたら嬉しいなと思いました」と述べると、新垣は「また一つ自分の中に残る大事なものを、この作品からいただいたなと思いますし、みなさんの感想からも心を救われたり、温かくしてもらったり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。またいろんなことを感じていただいて、皆様の人生の中でふと思い出していただいて、『違国日記』の世界の人たちに会いたいなと思う瞬間があれば嬉しいです」と締めくくり、舞台挨拶は終了。キャストが退場するまで、大きな拍手が鳴り響いた。 ◎公開情報 『違国日記』 現在公開中 原作:ヤマシタトモコ『違国日記』(祥伝社 FEEL COMICS) 監督:瀬田なつき 出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカ、染谷将太、銀粉蝶、瀬戸康史ほか 配給:東京テアトル (c)2024 ヤマシタトモコ・ 祥伝社/「違国日記」製作委員会