維新・馬場伸幸代表が自民を牽制 旧文通費改革「やらなければ最大限の力で攻撃する」 今週の野党
選挙戦略や党運営、重要政策を巡る方針と、さまざまな懸案に関する野党幹部らの発言を採録した「今週の野党」をお届けします。 ■タイムカプセル? 立憲民主党・泉健太代表 不合格だ。話にならない。政策活動費の10年後公開はありえない。「タイムカプセルか?」という話だ。当事者もいなくなっているかもしれない。罪にも問えないかもしれない。それに加えて企業・団体献金(禁止)もゼロ回答。こんな案が通ってしまうのは非常に残念だ。 (6日に記者団に、衆院を通過した自民党の政治資金規正法改正案について) ■参院選までに一つに 立憲民主党・岡田克也幹事長 次の衆院選はお互い協力し、来年夏の参院選までに一つの固まりになる。基本的な考え方もそんなに変わらない。野党がばらばらなのは有権者への裏切りで、一番喜ぶのは自民党だ。 (2日の党会合、国民民主党との連携強化に関して) ■今国会中に結論 日本維新の会・馬場伸幸代表 わが党が旧文書通信交通滞在費(調査研究広報滞在費)の改革を提案してから2年6カ月が経過している。これぐらいのことができなければ大きな改革は絶対にできない。(自民党と交わした党首間の合意文書に)期限が明記されていないのは事実だが、常識的に考えて、この国会中に結論を得るというのが当たり前だ。やらなければ、われわれは自民党を最大限の力をもって攻撃していく。 (6日の記者会見、旧文通費の使途公開などの実現に向けた自民党の姿勢を巡り) ■解散戦略に狂い 国民民主党・玉木雄一郎代表 野党分断を図りながら、場合によっては解散も、という戦略だったと思うが、狂いが生じているのではないか。 (4日の記者会見、政治資金規正法改正を巡る自民党の混乱と岸田文雄首相の衆院解散戦略に言及して)