幻に消えた日本人初優勝…角田裕毅が明かす“雨のブラジル”の舞台裏 「リスクを負ってでも行くべき」賭けに出た真相
F1ブラジルGPは、雨により荒れたレースとなったが、角田裕毅は自身最高位の予選3番手となり、決勝は雨を活かして大胆な作戦を敢行。日本人初優勝のチャンスを掴みかけた。 【映像】痛恨クラッシュ!角田が今季「最も嬉しかった」瞬間 25日放送の「2024 Wednesday F1 Time」では、角田が2024年シーズンでもっとも輝いた、このシーンの舞台裏を明かした。 注目の発言は、番組MCのサッシャの振りから始まった。ブラジルGP決勝について「フルウェット(タイヤ)を履いた瞬間に『ありがとうございます』って僕は思いました。あれはドンピシャ戦略的にはハマりましたよね」と話を向けると、角田は「チームはどちらかというとフルウェットをコールしていなかったんですけど、僕がコールした」と、自らフルウェットタイヤを希望したことを明かした。 「結果的に赤旗が出てしまってステイアウトの方が良かったですが、それは予知できないし、僕がエクストリーム(=フルウェットタイヤ)にしたかった理由は、ストレートでも少し前の周よりもクルマが浮いている感じがあったし、雨も溜まっていて。リスクを負ってでもエクストリームで行くべきだなと。タイムをかなり縮められるのはわかっていた」「実際に(タイヤ交換をして)出て行った時にみんなより5秒以上速かったし、良かったが、赤旗とセーフティカーが出てしまったので残念ですね」とコメント。 他チームは、インターミディエイトタイヤ(フルウェットより浅溝のタイヤ)が多く、レースがそのまま進行していれば、フルウェットタイヤを選択した角田が優勝する可能性も十分にあっただけに、記憶に残る惜しいレースとなった。 (ABEMA de DAZN/WEDNESDAY F1 TIME)
ABEMA TIMES編集部