F2サウジアラビア・レース2で宮田莉朋は15位…フィッティパルディが今季初優勝、マイニ、ハウガーが表彰台|F2
現地時間9日、F2の第2ラウンド、サウジアラビアのレース2(フィーチャーレース)が行われた。 現地ジェッダは晴天のドライでフィーチャーレースの開始時刻を迎えている。 レースがライツアウトとなり、スタート直後のセクター1区間で複数の接触が発生。レースはすぐさまセーフティーカー導入となった。ここでペペ・マルティ、ガブリエウ・ボルトレート、ロマン・スタニェクと3台のマシンがリタイアを余儀なくされた。 19番グリッドからレース開始の宮田莉朋は15番手でセーフティーカーの隊列に加わっている。 4/28周目からローリングスタートでレース再開となる。この後は大きな混乱もなく、トップはクッシュ・マイニ、以下ジャック・クロフォード、エンツォ・フィッティパルディ、アンドレア・キミ・アントネッリ、ビクトール・マルタンスの順番で戦況が進んだ。 すると6周目の途中、宮田にスタート位置が異なっていたとして、10秒のタイムペナルティ加算とスチュワード発表された。 7/28周目に入るタイミングより、第1スティントにスーパーソフトを履いていたドライバーたちが続々とピットに入って硬めのコンパウンドへと変更し、タイヤ交換義務を終えていく。宮田は7周目にピットスルー&10秒ペナルティを済ませ、18番手でトラックに戻った。 その後11周目に宮田は改めてピットに入ってタイヤを交換するも、ここでエンジンストール発生。大きなロスをする形でピットアウトしていった。 15周目の途中、フランコ・コラピントが右リアをウォールに当て、ターン1~2でマシンストップ。これで再度セーフティーカー導入となった。宮田は周回遅れとなっていたが、SC中に追い抜きが許され、ラップバックに成功。それでもSC中に隊列の後ろにまで追いつかず、16番手から40秒差の17番手となった。 19/28周目よりローリングでグリーンフラッグとなり、フアン・マヌエル・コレアが先頭。アマウリー・コルディール、フィッティパルディの順番となった。 22周目のターン1では、フィッティパルディが一気に2台抜きを見せ、トップに躍り出た。後方ではクリーンエアで走行している宮田がファステストラップをマークし、前方とのタイム差を20秒まで詰めている。 2番手を走行していたコレアはタイヤ交換義務を消化していないため、残り3周でピットへと入り、14番手までポジションを下げてコースに復帰した。 トップのフィッティパルディは後続との差を広げ、27/28周目には宮田のマークしたファステストラップも塗り替える。最後は2番手との差を7.8秒まで突き放してチェッカーを受けた。フィッティパルディは今季F2初優勝となる。 2位はマイニ、3位には最後0.031秒差で逆転したハウガーが入った。 4位クロフォード、5位コルディール、6位アントネッリ、7位ゼイン・マローニ、8位リチャード・フェシュフォー、9位ラファエル・ビジャゴメス、10位マルタンスまでが入賞となっている。 宮田はトップから40.8秒差の15位だった。 F2サウジアラビア・レース2結果 1/エンツォ・フィッティパルディ 2/クッシュ・マイニ 3/デニス・ハウガー 4/ジャック・クロフォード 5/アマウリー・コルディール 6/アンドレア・キミ・アントネッリ 7/ゼイン・マローニ 8/リチャード・フェシュフォー 9/ラファエル・ビジャゴメス 10/ビクトール・マルタンス ・ ・ 15/宮田莉朋
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