”10日目でご飯はカップ麺とパンしかない”倉敷市真備町のNPO法人が石川の被災地で炊き出し【岡山】
岡山放送
能登半島地震の発生から1月10日で10日目です。2万6000人以上が避難生活を送る石川県で、倉敷市真備町を拠点に活動するNPO法人が炊き出しを行っています。そこでは6年前の西日本豪雨の経験が生かされていました。 (災害支援団ゴリラ 茅野匠代表理事) 「(Q:今回の被害は相当?)かなりすごい。きょう(10日)避難して10日目でご飯がカップ麺と菓子とパンしかない」 湯気が立ち上る温かいクリームシチュー。倉敷市真備町を拠点に大規模災害の被災地で支援を続けるNPO法人「災害支援団ゴリラ」の茅野匠代表理事らは1月5日に石川県七尾市に入り避難所で炊き出しを行っています。 (災害支援団ゴリラ 茅野匠代表理事) 「肉もなかなか提供されない。一汁三菜のご飯を食べることで便通が良くなるとガスも溜まりにくい」 作るのは1日約320人分の温かい食事。炊き出しのノウハウを得たのは6年前の西日本豪雨でした。 (災害支援団ゴリラ 茅野匠代表理事) 「水が止まっているので洗い物もここでして毎日水を山にくみに行っている。(西日本豪雨と)外で調理する経験は共通しているので、ベースは同じ。少しでも食事によってストレスが軽減されれば」 石川県によりますと、9日時点での避難所の避難者数は2万6181人で茅野さんらは1月16日まで炊き出しを続ける予定です。
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