王氏「米中関係発展図る」 台湾総統選控え、米国けん制
【北京共同】中国の王毅外相は6日、ブリンケン米国務長官と電話会談し、米サンフランシスコ近郊で11月に開かれた米中首脳会談を踏まえ「両国は健全で安定した持続可能な関係発展を図っていくべきだ」と強調した。総統選を来年1月に控えた台湾を巡っては「中国の内政に干渉せず、台湾独立勢力を支持しない」ようくぎを刺し、米国をけん制した。中国外務省が発表した。 王氏は習近平国家主席とバイデン米大統領の会談が成功し、両国の「未来図」が確定したと主張。首脳間合意を着実に実行しなければならないと訴えた。米国務省によると、両外相は首脳会談に基づき両国関係を「前進させることの重要性」を確認した。