富山の名店「娘娘餃子舗」が閉店 食べ納めの常連で列 半世紀の歴史に幕
富山市太郎丸本町の中華料理店「娘娘(にゃんにゃん)餃子舗」は29日、閉店して47年余りの歴史に幕を閉じた。店の前から国道41号沿いの歩道にかけて長い行列ができ、食べ納めに訪れた常連客でにぎわった。 店によると、スタッフ不足が解消されず、店舗の継続が難しくなった。島先清志店長(68)は行列を見て「昔のお客さんがたくさん来てくれた。申し訳ない」と語った。今後については「商品のネット販売などを検討したい」とした。 会社が店の近くにあった頃、週に5日通ったこともあるという魚津市の会社員吉野久志さん(56)は「すごくショックで、慌てて来店した。この店ならではの家庭的なおいしさのギョーザが好きだった」と話した。