“花の82年組”アイドル北原佐和子「30代半ばからヘルパーの勉強を始めました」介護の仕事をするきっかけとなった勇気ある行動
“花の82年組”は学校のクラブ活動の仲間みたいな感じで、みんな、仲良しでした
ーーたくさんの人に読んでもらいたいですね。話は変わり、アイドル時代のお話を聞かせてください。デビューのきっかけは? 「ファッション誌『mcシスター』に、今で言う読者モデルとして載った写真をオスカープロモーションの人が見てスカウトされたんです。その後、たまたま行った早稲田大学の学園祭で撮られた写真が『ヤングジャンプ』の“学園祭ギャル・コンテスト”でグランプリを取って、本格的に芸能の仕事が始まりました」 ーーそして、3人組ユニット「パンジー」を組まれた。 「それが1981年でしたね。でも、パンジーとしては映画『夏の秘密』やドラマの仕事をやったくらいで、レコードは出さなかったんです」 ーーその翌年にシングル『マイ・ボーイフレンド』でソロ・デビュー。当時のキャッチコピーが“さわやか恋人一年生”。同期が、中森明菜、小泉今日子、堀ちえみ……といった、そうそうたる人たちで、“花の82年組”とも呼ばれていますね。 「学校のクラブ活動の仲間みたいな感じで、みんな、仲良しでした。新曲が出ると、お互いにレコードを交換しました」 ーー82年組の中でよく、話したのは? 「三田寛子ちゃんと川上麻衣子ちゃんですね。2人とは、よく話したかな。あと、ポプコンのメンバーとは仲が良かったです」 ーーポプコンって、当時、ミュージシャンのプロへの登竜門として有名だった「ヤマハポピュラーソングコンテスト」のことですね。 「チャゲ&飛鳥の飛鳥涼さん(現・ASKA)や雅夢さんとか。そこに同じ82年デビューアイドルのカオ(新井薫子)も加わって」 北原佐和子(きたはら・さわこ) 1964年3月19日、埼玉県生まれ。A型。T160。81年にスカウトされ、芸能活動を開始。82年『マイ・ボーイフレンド』で歌手デビュー。以降、女優としても活躍。そのかたわら、2005年にホームヘルパー2級、14年に介護福祉士の国家資格、17年にケアマネジャー資格、20年に准看護師資格を取得し、認知症専門クリニックで介護・看護スタッフとしても精力的に活動。 THE CHANGE編集部
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