福岡県沖に沈没の海自掃海艇「うくしま」船体引き揚げへ調整 サルベージ会社「引き揚げは可能」と回答 乗組員1人が依然行方不明
福岡県宗像市沖で11月、海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が炎上し沈没した事故で、海自トップの斎藤海上幕僚長は3日の会見で、サルベージ会社から「船体の引き揚げは可能」との調査結果を受け取り、時期などについて調整していることを明らかにしました。 サルベージ会社による現地調査は11月に行われ、その結果「引き揚げは可能」との報告を先週受け取り、現在、防衛省内で契約内容や時期など細部について調整が進められているということです。
「うくしま」は11月10日に宗像市の大島沖で船体から火が出て、翌日朝に沈没しました。 当時38人が乗り組んでいて1人が煙を吸って病院に運ばれたほか、エンジンルームに取り残されたとみられる古賀辰徳3等海曹が行方不明となっていて、海上自衛隊は現在も現場海域で捜索を続けています。 斎藤海幕長は会見で「引き揚げてその後の事故調査につなげていきたい」と述べました。
テレビ西日本