【池上解説】実は10年でこんなに変わっていた!「止まれ」の標識&日ロ関係
10年ひと昔なんて言いますが、10年前の2014年というと、つい最近では!?と思う人もいらっしゃるのではないでしょうか。でも10年前の日本や世界と今を比べてみると意外に大きな変化があります。その変化を見ていくことで今の日本、そしてこれからを考えてみましょう。 【画像】実は10年でこんなに変わっていた!「止まれ」の標識&日ロ関係
■10年前 2014年ってどんな時代?
ディズニー映画「アナと雪の女王」が大ヒットし、まだSDGsなんて言葉はなく、レジ袋も無料だった2014年。その直前の2013年9月にオリンピックが東京で開催されることが決まったばかりでした。 羽生結弦選手がロシアのソチオリンピックで金メダルを獲得したのもちょうど10年前の2014年。今ではロシアでオリンピックを開催する雰囲気ではなくなってしまいましたよね。 まずは国内の変化を見てみましょう。
■変化に気づいた?…実は変わっていた「標識」
皆さんが毎日きっと目にしている「標識」。例えば一時停止の「止まれ」の標識が10年前と今とでは変わっていること、気づいていますか? 実は2017年以降、外国人の方にもわかりやすいよう、英語も併記されたものに交換が進められていたんです。言われないと気付きませんよね? そしてこんな標識も変わっていたんです。 交差点などでよく見るこちらの標識。以前は日本語のままローマ字で書かれていましたが、オリンピック開催決定を機に、英語での表記へと変わっているんです。 確かに外国の方にはこの方がよくわかりますよね。でも中にはこんな標識もあるんです。 飯田橋、神田橋、二重橋…すべて橋が付いていますが、「iidabashi」 に「Kanda Bridge」、更には「Nijyubashi Bridge」と英語表記がすべて違います。 これはなぜか、わかりますか? 飯田橋は「橋」というより「地名」として定着しているので、Iidabashi、神田橋や永代橋は実際の「橋」なのでBridgeの表記、二重橋は橋でもありますが、そもそも二重橋、という観光名所なので、あえてこの表記にしているそうです。 同じ理由で虎ノ門は「Toranomon」、浅草の雷門は「Kaminarimon Gate」となっています。意外と細かいところまで配慮されていますよね。この10年で標識はこんなにも進化していたんです。