イラク駐留連合軍を削減へ 米が合意、IS掃討終了
【ワシントン共同】米政府は27日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を目的としたイラク駐留米軍主導の有志連合軍の作戦を終了し、連合軍を削減する計画についてイラク政府と合意したと発表した。第1段階で2025年9月までに米軍を含む連合軍がイラク国内の特定の基地から撤収し、第2段階として26年9月までに残りの部隊の撤収を検討する。 米軍はイラクに約2500人、シリアには約900人を配置。発表では撤収する米軍の規模や基地名は明らかにしなかった。昨年10月のパレスチナ自治区ガザでの戦闘開始以降、緊張が続く中東地域での米国の影響力低下が懸念される。