津田学園選手紹介 前川夏輝選手(2年) 柔軟な打撃が持ち味 /三重
<第91回センバツ> 秋の東海大会では3戦連続本塁打の大活躍。チームが決勝に進出する原動力となった。注目を浴びたが「自分はホームランバッターではない」と語る。内外角とも打てる柔軟な打撃が持ち味で、「低くて強い打球」を意識したことが好結果につながった。 津市出身。小学3年までサッカーをしていたが膝のけがが転機となった。ソフトボールに打ち込んでいた弟の影響もあり、地元のソフトボールチームに入った。中学生で始めた硬式野球で頭角を現し、全国大会も経験。多くの高校から誘いがあったが、良いことばかりを言わず、「自分の気持ちを大切に」と話す佐川竜朗監督の人柄にひかれ、津田学園を選んだ。 「自分の持ち味は打撃。甲子園でも打てるように毎日振り込んでいる」と語る。素振りでは重さ3キロのバットを使う。打撃練習では強く振ることを心がけている。新品のバッティンググローブは3日でボロボロに。「自分が一番バットを振ってきた」との自負はある。【谷口豪】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… ◇素顔 気分が乗らない時には朝のグラウンドで大きな声を出すと気分転換になる。好きな言葉は、子供の頃に雑誌の高校野球特集で目にした「栄光に近道なし」。 〔三重版〕