『怪獣8号』メインキャラクターの声優2人が語る物語の魅力とは?[福西勝也さん/瀬戸麻沙美さん]
日比野カフカ/怪獣8号を演じる福西勝也さんと、亜白ミナを演じる瀬戸麻沙美さん。メインキャラクターの声優を務める2人に、現場の様子や役のイメージなど、放送開始直前ならではのフレッシュな声を取材! 【写真】『怪獣8号』メインキャラクターの声優2人が語る物語の魅力をもっと見る!
――アフレコ現場に入ってから、印象的だった出来事はありますか?
福西「じつは今回が、アニメーションでは初めての主人公なんです。今までは外画(洋画)の吹き替えのお仕事が中心で、ありがたいことにそこで多くの現場経験を積むことができました。一方でアニメーションはまだ経験が浅く、初の座長という立場に少し不安を抱えて現場入りしました。でもいざ入ってみると皆さんとてもやわらかい方々で、現場全体がとてもいい雰囲気で……。そのとき「今まで自分がたくさんマイクの前に立ってきた自信は、失わずにいてもいいんだ」と感じられたんです。瀬戸さんもキャリア的にはかなり先輩ですが、そんな自分にもひとりの役者として対等に接してくれる。おかげでいい自負と、謙虚な気持ちを持つことができました」
瀬戸「ミナはクールで冷静、市民からも人気で強い隊長。だから難しいセリフを当たり前のように話すシーンも多いですが、意外と、他のキャラクターと話しているときなんかに「天然なのかな?」と感じるような一面も見えて。それに幼少期の彼女は、感情をしっかり表に出している場面もある。そういう部分って大人になって隠せるようになっても、消えはしないと思うんです。まだまだ、私の知らないミナがいるなと感じています」