【台風5号】宮城県内の交通に影響 運転見合わせていた在来線は12日夜再開へ
khb東日本放送
台風5号は12日午前8時半ごろ、岩手県大船渡市付近に上陸しました。東北の太平洋側に台風が上陸するのは観測史上3例目。宮城県内に目立った被害はありませんでしたが、在来線が運転を見合わせるなど交通には大きな影響が出ました。
台風5号の接近に伴い、県内では11日から各地で対応が始まりました。 涌谷町では町内全域に警戒レベル4にあたる避難指示が発令されたほか、石巻市や気仙沼市など8市町で高齢者等避難が出され、県内では最大で444人が避難したということです。 台風5号は12日午前8時半ごろ、岩手県大船渡市付近に上陸しました。東北の太平洋側に台風が上陸するのは観測史上3例目のことです。 県内の避難指示や高齢者等避難は午後2時半までに全て解除され、警察や消防によりますとけが人は確認されていないということです。 一方交通機関には大きな影響が出ました。 空の便では仙台空港と大阪や新千歳などを結ぶ14便が欠航しました。 また本土と離島を結ぶ石巻市の網地島ライン、塩釜市の塩竃市営汽船、女川町のシーパル女川汽船が終日欠航となっています。 一方、東北新幹線は台風の影響による運転の見合わせや遅れはありませんでした。 在来線では東北線や仙石東北ラインなどが運転を見合わせていましたが、12日夜から運転を再開させる予定です。 台風5号はお盆の帰省客や観光客を直撃しました。 鈴木奏斗アナウンサー「JR仙台駅です。お盆期間ということで、きょうも多くの人が駅を利用していて、改札口前では、最新の運行状況を皆さん確認しています」 埼玉から帰省した家族(父親)「本当は海に行きたかったんですけど行けなくなって、ちょっとそれは残念だなって」(子ども)「海行きたかった」 大阪から来た観光客「本当はきょう、岩手行く予定だったんですけど、キャンセルすることになった。もう最悪です。せっかく来たのに。牛タン食べて帰ろうかなって感じ」
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