FAの”伏線“か…単年契約を選んだ大物(2)故障がなければ“FA目玉候補”か
2024年のフリーエージェント(FA)市場では、甲斐拓也、九里亜蓮ら5選手が国内移籍を決断した。プロ野球選手にとってFA権取得は自身の評価を高める機会でもあるため、前年は1年契約で勝負するケースも多い。そこで今回は、2025年シーズン中のFA権取得が有力視される中、オフに単年契約を選択した選手を紹介したい。
山岡泰輔(オリックス・バファローズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:172cm/68kg ・生年月日:1995年9月22日 ・経歴:瀬戸内高 - 東京ガス ・ドラフト:2016年ドラフト1位 2024年は度重なる故障に泣かされ、6試合の登板にとどまった山岡泰輔。本来であれば、同年中のFA権取得が見込まれていたが、2025年シーズン以降に持ち越しとなった。 東京ガスから2016年ドラフト1位でオリックス・バファローズに入団。ルーキーイヤーから先発ローテーションに定着し、24試合の登板で8勝を挙げた。 プロ3年目の2019年には26試合登板、13勝4敗、勝率.765、防御率3.71の好成績を残し、最高勝率のタイトルを獲得。 2023年はシーズン途中からリリーフに回り、31試合登板で2勝1敗、3セーブ、8ホールド、防御率2.30と優秀な数字を収めた。 しかし2024年は、開幕直前に右足の違和感で離脱。その後も右肘のコンディション不良があり、一軍登板はシーズン最終盤の6試合のみとなった。 近年はあらゆる役割をこなしてきたが、2025年はリリーフ専念を明言。復活を遂げれば、FA市場の目玉になり得るだけに、パフォーマンスに注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部