ベッツら離脱で“野戦病院化”のド軍は電撃トレードに動く? 米誌が大物遊撃手の獲得を推挙「弱腰になっている今こそ適切」
チームの主力が相次いで離脱する苦境にあるドジャース。スカッドの操舵に苦戦を余儀なくされる現状を受け、電撃的な補強の可能性も浮上する。 【動画】センターバックスリーンへの確信弾! ビシェットの圧巻打撃を見る ドジャースのアクシデントは周知の通りだ。現地時間6月16日にチームの精神的支柱でもあったムーキー・ベッツが死球により左手首を骨折。中長期の戦線離脱が決定的となったほか、その前日のロイヤルズ戦で緊急降板となった山本由伸も上腕三頭筋の張りが判明。少なくとも前半戦での復帰は絶望的な状況となっている。 そのほかにも14人選手が離脱中と、いわば“野戦病院化”しつつある。そうしたなかでしきりに論じられるのが、トレードによるテコ入れだ。とりわけ本格的な復帰の目途が立っていないベッツの守る内野の補強を「急務」と見る向きもある。 米誌『Forbes』の「この男はドジャースへのトレードとして理にかなっている」として、ブルージェイズで遊撃手を務めるボー・ビシェットをクローズアップ。25年シーズン終了後にフリーエージェントとなる見込みの強打の遊撃手が、戦力拡充が必至と見られる名門の「救いになる」とした。 もっとも、いまだポストシーズン進出の可能性を残しているブルージェイズは生え抜きの遊撃手であるビシェットのトレードに否定的ではあるという。それでも同誌は「今季の彼は打撃成績が落ち込んでいるが、依然として魅力的なトレード候補ではある。とくにベッツを失ったドジャースがやや弱腰になっている今こそ、交渉を持ちかけるのに適切な時期だ」と断言。「ブルージェイズも興味深い提案が来た際には『イエス』と言うべきだ」と論じている。 すでにドジャースのブランドン・ゴームズGMは、地元紙『LA Times』の取材で「影響はないと思う。地区内の我々の立ち位置や、どれだけ勝利を積み重ねていけるかによって考えたい」と語ったが、トレードデッドラインは現地7月30日午後6時。そこまでに事態が急変する可能性は小さくない。 ベッツが戻ってくるまでの穴を少しでも埋めるため、スター軍団は新たな補強に動くだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】
- 1番抜擢で覚醒!? ベッツ離脱後に打率4割超え&OPS1.283の大谷翔平に“穴埋め成功”の声「オオタニより良い選択肢はない」
- 「彼の健康が最も重要だ」負傷者続出で緊急事態のドジャース ロバーツ監督が山本由伸、ベッツの復帰プランに言及「手術はしない」
- 「明らかに意図的ではない」ベッツに死球の敵投手に集まる誹謗中傷 ロイヤルズ指揮官は“故意投球”を否定「とても苦しい」
- 佐々木朗希の獲得に関心を示すパドレス専門メディアが2度目の登録抹消に見解「アメリカ行きが遅れる可能性」「初めての挫折ではない」
- 「ちゃんと評価すべき」今永昇太の“お腹すいた発言”にカブスOBは感嘆! 記者を笑わせた一言にも「人格を含めて最高だ」