インテル、次節優勝決定の条件は？

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インテルが、現地時間22日に行われるセリエA（イタリア1部リーグ）第33節のミランとのミラノ・ダービーで勝利を収めれば、3シーズンぶり20度目のスクデット獲得になる状況となった。2021年夏に監督に就任したシモーネ・インザーギのもとでは、初のセリエA制覇となる。 【一覧表】セリエA全20クラブ 23/24移籍情報 　首位インテルに勝ち点差14をつけられている2位ミランは、同14日15時に行われた第32節で、敵地でサッスオーロと対戦。開始から2点を奪われ、後半の序盤を1-3で迎える苦しい展開だったが、FWルカ・ヨビッチとFWノア・オカフォーのゴールで、同点に持ち込み、3-3で試合を終えた。6連勝を逃したミランは、勝ち点を69に伸ばすにとどまっている。 　一方、同20時45分に本拠地にカリアリを迎えたインテルは12分、サイドからの折り返しをFWマルクス・テュラムが流し込んで先制する。64分には、同点弾を許すが、74分にはMFハカン・チャルハノールがPKを決めて、2-1と勝ち越しに成功。だが、82分には、MFニコラス・ヴィオラにシュートを叩き込まれ、試合はそのまま2-2で終了。14位に沈むカリアリから勝利を奪うことはできなかった。 　勝ち点を83に伸ばした首位インテルは、カリアリに勝利していれば、ミラン戦で引き分けでも優勝が決まったが、カリアリに引き分けたため、ミラノ・ダービーでの2つ目のステッラ（10回のスクデットで得られる星。ユニフォームの胸に星の形の刺繍が縫い付けられる）が得られる20回目のスクデット獲得は、勝利が絶対条件となった。また、このカリアリ戦に引き分けたことで、残り6試合にすべて勝利しても、勝ち点が最大で101にまでしか伸ばせなくなり、12/13シーズンにアントニオ・コンテ監督が指揮したユベントスが樹立した勝ち点102のリーグ記録を上回ることはできなくなった。 　インテルは、20回目の優勝を争う宿敵ミランのホーム扱いの一戦で、是が非でも勝利を収めて、優勝を決めたいところだ。佳境を迎えたセリエAの第33節、注目のミラノ・ダービーの一戦は、現地時間22日20時45分（日本時間23日3時45分）にキックオフされる。