クルーズ船、機関故障で那覇に停泊 台湾の乗客2000人は空路で帰国へ 今後のツアーに影響 沖縄
台湾から那覇港に寄港し、6日に出港予定だったクルーズ客船「MSCベリッシマ」が、機関故障のため停泊を続けている。8日に基隆に到着予定だった乗客約2千人について、運航会社のMSCクルーズ(スイス)は空路輸送に向けて航空機を準備。10日那覇発のツアーは中止が決まり、12日台湾発、14日那覇発のツアーについては未定としている。 【動画あり】那覇発着、豪華クルーズ客船の旅 最大級「MSCベリッシマ」 離島や台湾にも寄港
4日に基隆を出港し、那覇に寄港。6日夜に出港して石垣島を経由して基隆に戻る予定だった。9日午後8時現在も那覇港に停泊中で、運航再開のめどは立っていない。 ベリッシマは17万1598トン、乗客定員は5686人。主に基隆と那覇、宮古島、石垣島を結ぶツアーに就航している。 台湾客の航空輸送はチャイナエアライン(中華航空)などが請け負っており、チャイナエアラインは9日、那覇―台北の定期便を大型機材に変更して運航した。残りの台湾客の輸送について、10日も機材の大型化や臨時便などで対応する予定だという。 MSCクルーズジャパンによると、6日に那覇で乗船した乗客には、下船した人もいるが、船内でのショーや食事を楽しむためツアーが終わる10日までそのまま乗船を続ける人もいる。運航ができないことによる補償金額などについては未定だという。
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd