【高校ラグビー】国学院栃木 完封でAシード校を撃破 今大会3戦で許したトライは1つだけ
◇第104回全国高校ラグビー選手権準々決勝 国学院栃木12-0石見智翠館(2025年1月3日 花園) 国学院栃木は、Aシード校を無失点に封じて3大会ぶりの準決勝進出を決めた。吉岡肇監督が「スター選手がいない僕たちはディフェンスのチーム」と強調するように、3回戦で95得点を挙げた石見智翠館の攻撃をはね返し続けた。7―0の後半17分にはFL下境洋(3年)がラックから持ち出して貴重なトライを奪い、「ディフェンスでは負けない自信があった」と胸を張った。 今大会3戦で許したトライは1つだけの鉄壁が光る。その分岐点は今回の相手との敗戦にあった。選抜大会とサニックスワールドユース交流大会で連敗し「何なら対抗できるか」と話し合った。その結論は「ディフェンスなら勝負できる」――。そうして堅守を築いてきた。 準決勝の相手は前回王者の桐蔭学園。初優勝に向けて「気持ちで上回れるか。諦めなければ勝てる」と自信を見せた。