高校授業料の無償化、維新が4月からの実施要望…自民・柴山氏は「極めてハードル高い」
自民、公明両党と日本維新の会の3党は10日午前、教育無償化に関する実務者協議を国会内で開いた。維新は教育無償化を実現するための工程表を提示し、高校授業料の無償化を今年4月から実施するよう求めた。
工程表には、公立小中学校の給食無償化や0~2歳児の保育料無償化は来年4月からの実施を目指すことなども盛り込んだ。会談後、維新の金子道仁参院議員は「全国どこでも質の高い教育機会を確保できるようにしたい」と記者団に語った。
維新によると、所得制限のない高校授業料無償化には年約6000億円の財源が必要となる。自民の柴山昌彦・元文部科学相は今年4月からの実施について「率直に言って、極めてハードルは高い」と述べた。