史上最高額移籍と言われるガレス・ベイルってどんな選手?
ブラジル代表のFWネイマールがFCバルセロナへ移籍するなど、欧州サッカーの移籍市場は、今年もさまざまな話題を提供しています。そんな中、ウェールズ代表のMFガレス・ベイルが英プレミアリーグのトットナムからスペインのレアル・マドリードへの移籍が発表されました。6年契約で移籍金は史上最高額の130億円ともいわれるベイルとは、どんな選手でしょうか? ウェールズ出身のベイルは、2006年5月に行われたトリニダート・トバコ戦に、16歳315日で出場。史上最年少でのウェールズ代表としてデビューを果たしました。同年10月にはユーロ2008予選、スロバキア戦で代表初ゴールをマーク。これはウェールズ代表として最年少ゴール記録となっています。残念ながら、ウェールズ代表のW杯出場が1958年大会の1回のみにとどまっているため、国際大会での目立った活躍はありませんが、クラブにおいては、プレミアリーグには、サウサンプトンと契約し、16歳でプロデビューを果たしています。2007年―2008年シーズンからトットナムへ移籍。トットナムでは、リーグ戦通算146試合に出場し42得点をマークしています。 若くしてデビューを果たしましたが、“試練”も経験しています。トットナムへ移籍後、ベイルの出場する試合では、勝てない試合が続き、2年半、24試合未勝利という不遇な時期もありました。しかし、それ以降は実力をいかんなく発揮し3年連続のリーグベストイレブンに選出され、2012年-2013年シーズンでは、リーグ戦33試合に出場し、自己最多の21得点をマークするなど、活躍をみせています。なお、21得点はマンチェスター・Uのロビン・ファン・ペルシ(26得点)、リバプールのスアレス(23得点)に続く好成績でした。ウェールズ代表としては、41試合に出場し11得点をマークしています。以前からビッグクラブへの移籍の噂が絶えませんでしたが、破格の条件での移籍となりました。 186センチと長身ながら、スピードとテクニックを兼ね備えており、FCバルセロナのメッシやレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドなどとも比較される成長著しい選手です。クリスティアーノ・ロナウドとの“共演”も、話題となっています。