シャポバロフが第5シードを倒して今季3度目の8強入り「今季最高の勝利のひとつ」 [ベオグラード・オープン/テニス]
シャポバロフが第5シードを倒して今季3度目の8強入り「今季最高の勝利のひとつ」 [ベオグラード・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「ベオグラード・オープン」(ATP250/セルビア・ベオグラード/11月3~9日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、予選勝者のデニス・シャポバロフ(カナダ)が第5シードのヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)を6-2 6-4で退け今季3度目の8強入りを決めた。 ~ベオグラード・オープンで8強入りを決めたシャポバロフ選手~ 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、第1シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と第2シードのトミー・ポール(アメリカ)が欠場したためボルジェスはこの試合が初戦だった。 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したシャポバロフは第2セットも3-1とリードし、残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間4分で快勝した。 2022年夏にトップ10入りしていたシャポバロフは膝のケガで昨年後半を棒に振って1月に復帰したあと一時世界ランクを140位まで落としたが、シーズン後半にトップ100復帰を果たしていた。 「今日の試合はペースが速かった。僕は非常にいいスタートを切り、その勢いを維持することができた。今週はずっといいプレーができているから、また勝つことができてうれしいよ」とシャポバロフは試合を振り返った。 「僕にとって今季最高の勝利のひとつだ。だから少し楽しんでから準々決勝について考えようと思う」 シャポバロフは次のラウンドで、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を6-3 6-1で破って勝ち上がったクリストファー・オコネル(オーストラリア)と対戦する。 そのほかの試合では第3シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)がロマン・サフィウリン(ロシア)を6-4 6-4で下し、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)がドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を6-3 7-5で倒し、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したラスロ・ジェレ(セルビア)はラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のドゥジェ・アジドゥコビッチ(クロアチア)を6-1 7-6(8)で振りきり、ベスト8が出揃った。 準々決勝ではセルンドロがワイルドカードを得て参戦したハマド・メジェドビッチ(セルビア)と、マロジャンはジェレと顔を合わせる。
テニスマガジン編集部