【プレミア12】侍ジャパンが1位通過でスーパーラウンド進出決定 キューバから8回勝ち越し
<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン-キューバ>◇17日◇天母 【写真】「寸止め打」が適時打に 塁上で苦笑いを浮かべるあの選手 日本がキューバとの接戦を制し、無傷の4連勝でスーパーラウンド進出を決めた。18日ドミニカ共和国戦を前に、1次ラウンドB組の首位通過となった。 同点の8回1死一、三塁。栗原がフルカウントから左犠飛を放った。ソフトバンクの同僚モイネロの149キロ直球を捉え、代走で出場していた五十幡をホームに迎え入れた。これが決勝点となった。苦しい展開をはね返し、劇的な勝利をおさめた。 5回までは5-1と4点リードした。2回2死一、三塁、佐野が先制の中前適時打を放った。「みんなが作ってくれたチャンスをいかすことができてよかった」と2ストライクから高めボール気味の148キロ直球にくらいついた。3回は無死満塁で森下が中犠飛、4回無死一、三塁からは佐藤が左犠飛で着実に追加点を奪った。5回は1死一、二塁から牧が止めたバットに当たる右前適時打と佐野の中犠飛でたたみかけた。 序盤は主導権を握ったが、キューバの粘りに1度は試合を振り出しに戻された。6回に元日本ハムのドレイクの適時打などで3点を返された。7回は1死一、二塁から4番手清水が一塁に悪送球。ミスが絡んで2点を献上し、同点に追い付かれていた。 時折、強い雨が降り注いだ激戦だった。これで日本は19年プレミア12のスーパーラウンド・メキシコ戦以来、国際大会23連勝となった。