韓国ミュージカル「ワイルド・グレイ」日本版に福士誠治・平間壮一ら、演出・上演台本は根本宗子
「ミュージカル『ワイルド・グレイ』」が来年1月8日から26日まで東京・新国立劇場 小劇場、2月14日から16日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、22日に群馬・高崎芸術劇場 スタジオシアター、そして愛知で上演される。 【画像】ミュージカル「ワイルド・グレイ」ビジュアル(他4件) 本作は、イ・ジヒョンの脚本、イ・ボムジェの音楽で2021年に韓国で初演され、昨年再演されたミュージカル。今回、根本宗子が演出・上演台本を担い、日本上演版を立ち上げる。 舞台は19世紀末のイギリス・ロンドン。オスカー・ワイルドの連載「ドリアン・グレイの肖像」は、時代に合わない破格的なテーマと内容で、社会に衝撃を与えていた。現実世界では望むことができない自由を芸術に求めるオスカー・ワイルド、憧れを持ち続けるロバート・ロス、自分を救うために芸術を必要とするアルフレッド・ダグラスの三者が、芸術と愛を求めた先にあるものとは……。 出演者はWキャストとなり、福士誠治(ロバート・ロス)、立石俊樹(オスカー・ワイルド)、後藤大(アルフレッド・ダグラス)のチーム、平間壮一(ロバート・ロス)、廣瀬友祐(オスカー・ワイルド)、福山康平(アルフレッド・ダグラス)のチームで上演される。 根本は「演出家という仕事も2025年で16年目。新たなチャレンジをするのに相応しい頃だなと感じていたところに、『ワイルド・グレイ』のお話をいただきました」「いただいた台本を読んで『創作と孤独』の物語だと感じ、夢中で台本を読み進めました。さらに楽曲もとてもよく出来ていてこの作品が韓国でヒットした理由がよくわかりました」「ダブルキャスト、二組とも全く印象が異なる仕上がりになると思います。キャスト、ミュージシャン、スタッフと丁寧な日本初演版を作っていきます。ご期待ください」とコメントした。 チケットは今秋発売予定。 ■ 根本宗子コメント オリジナルのミュージカルを作りたい。 そう思い、ミュージカルについて深く学び始めたのは今から約六年ほど前のことでした。 それを現実にするまでの道のりはきっとずっと長く、未だ自分でも知らぬ劇作家としての未来がたくさん待っていると思っています。 と同時にオリジナルのミュージカルにチャレンジするためにはどこかのタイミングでミュージカルの演出にも何度かトライする必要があると心のどこかでわかっていました。 実はこれまでいくつかの作品のミュージカル演出に様々なタイミングでお声かけをいただいてきたのですが、自分の気持ちと作品とタイミングが合わさらず、これと思う作品に巡り逢うまで待とうと思っていました。自分の中で劇作と演出がどうしてもこれまではセットだったので、別の作家の方が書いたセリフを自分の言葉として演出できるくらいの想いが自分の中に持てる作品に出会わないとやってはいけないと思ってきました。 演出家という仕事も2025年で16年目。 新たなチャレンジをするのに相応しい頃だなと感じていたところに、『ワイルド・グレイ』のお話をいただきました。 まさか男性キャスト三人のみの演目が自分の元へやってくるとは夢にも思っていなかったのですが、いただいた台本を読んで「創作と孤独」の物語だと感じ、夢中で台本を読み進めました。さらに楽曲もとてもよく出来ていてこの作品が韓国でヒットした理由がよくわかりました。さらに、今回日本での上演にあたり、翻訳、演出は日本版として新たに創り上げることができるというお話を聞き、これはとても挑戦してみたいと強く感じ、二ヶ月ほどよく考えて「やります。」とお返事をしました。 余談ですが調べていると、わたしオスカー・ワイルドと同じ誕生日ということがわかりました。なんだか強い縁を感じています。 ダブルキャスト、二組とも全く印象が異なる仕上がりになると思います。 キャスト、ミュージシャン、スタッフと丁寧な日本初演版を作っていきます。 ご期待ください。 ■ ミュージカル「ワイルド・グレイ」 2025年1月8日(水)~2025年1月26日(日) 東京都 新国立劇場 小劇場 2025年2月14日(金)~2025年2月16日(日) 大阪府 森ノ宮ピロティホール 2025年2月22日(土) 群馬県 高崎芸術劇場 スタジオシアター □ スタッフ 脚本:イ・ジヒョン 音楽:イ・ボムジェ 翻訳:石川樹里 訳詞:保科由里子 演出・上演台本:根本宗子 □ 出演 ロバート・ロス:福士誠治 / 平間壮一 オスカー・ワイルド:立石俊樹 / 廣瀬友祐 アルフレッド・ダグラス:後藤大 / 福山康平 ※愛知公演あり。