司法の場で子どもによりそう「付添犬」
帝京科学大学アニマルサイエンス学科講師の山本真理子氏は毎日新聞政治プレミアの取材に応じた。 【写真】「つなっぐ」の付添犬たち 山本氏は、司法の場で子どもによりそう「付添犬(つきそいけん)」の活動をしている、認定NPO法人子ども支援センター「つなっぐ」の理事を務めている。 付添犬について、「虐待を受けた子どもが司法の場で話をしなければならないことがあります。その時に心の負担を軽くするための犬です」と説明する。 「犬がいることで子どもたちは落ち着いて話ができます。話すことで結果的に子どもが自分の身を守り、加害者に対する公正な裁きにもつながります」と言う。 子どもへの影響について、「犬は子どもに何があったかは知りません。人が大好きな犬が選ばれているので、子どもになでてほしいとか、何をしてくれるのかとか、犬自身の楽しみを求めて子どもと接します。慰めるわけでも同情するわけでもありません。犬がそうしたいから自分のところに来てくれるという純粋さが子どもに伝わります」と語った。