マプスア、「日本代表になって対戦するなんて夢のよう」 オールブラックス戦へ闘志【ラグビー】
ラグビーの日本代表は26日、神奈川・日産スタジアムで行われるリポビタンDチャレンジカップでニュージーランド(NZ)代表オールブラックスと対戦する。宮崎市で合宿中の同代表FWアイザイア・マプスア(トヨタ)が21日、オンラインで取材に応じた。 「オールブラックスは子どもの頃からあこがれて応援していたチーム。自分が日本代表になってそのチームと対戦するなんて夢のようです」 マプスアは声を弾ませた。マプスアはNZ生まれで、19年に慶大ラグビー部初の外国人留学生選手として来日。190センチ、110キロの体と突破力を武器にFW第3列とロックで活躍し、昨季トヨタに入団した。 「慶大での4年間は素晴らしい機会だったけど練習がキツくて、特に1年目は大変だった。またやりたくはない。でもその4年間が、今の自分の体の強さや忍耐強さを作ったと思う」と、メイドインジャパン選手であることを強調した。 昨季入団したトヨタでもロックと第3列をこなす万能FWとして活躍。トヨタのハンセン・ヘッドコーチは15年と19年、フォスター共同コーチは23年のW杯の監督で、SHアーロン・スミスとSOボーデン・バレット(昨季で退団)が在籍するなど、オールブラックスの文化にはマプスアも濃厚に接している。 「彼らと過ごしたことで自分は成長できた。特にハンセンにはプロフェッショナルの意識を教えられた」 今合宿、トヨタの主将でもある姫野が合流したことも心強い。 「姫野さんは経験が豊富でリーダーシップに優れ、チームに大きな影響を与えてくれる。それはチームが求めていたことなので、戻ってきてくれてうれしい。ジャパンスタイルのラグビーを自信を持って遂行すればきっと勝てる」と言葉に力を込めた。
中日スポーツ