下風呂温泉でゆっくりと 風間浦村、12月から宿泊割 1泊2千円引き
閑散期となる冬季の旅行需要を喚起しようと、風間浦村は12月から、独自の宿泊キャンペーンを下風呂温泉郷で始める。ホテルや旅館、民宿9軒で宿泊費を1泊2千円割り引き、飲食店などで使える地域商品券千円分と、「海峡の湯」か「湯ん湯ん♪」が利用できる入浴券をプレゼント。「下風呂温泉おかみの会」の長谷雅恵会長は「冬はアンコウなどの食が魅力。ゆっくりと温泉を楽しみに全国から来てほしい」とアピールする。 村によると、下風呂温泉郷は新型コロナウイルスや2021年8月の豪雨災害の影響で宿泊者が激減。現在は回復傾向にあるものの、コロナ前の7割程度にとどまっているという。 キャンペーンは、12月1日から来年3月15日宿泊分が対象で、連泊は不可。地域商品券は3月31日まで使用できる。予約は各施設に電話で行う。一般社団法人「しもきたTABIあしすと」のホームページで、参加施設やプランの内容が確認できる。 予約の受け付けが始まった22日は海峡の湯でセレモニーを実施。長谷会長は「下風呂温泉は硫黄泉でとても温まる。冬は周辺の観光地も閉まり、食と温泉でしかおもてなしできないが、日頃の疲れを取りに来てもらいたい」と話した。
デーリー東北新聞社