古市憲寿氏 “103万円の壁”3党合意に「期日のない約束は政治では守られないことが多い。疑わしい」
社会学者の古市憲寿氏(39)が12日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民、公明、国民民主3党の幹事長が11日、国会内で会談し、所得税が生じる「年収103万円の壁」に関し、2025年から引き上げることで合意したことに言及した。 国民民主が主張する178万円を目指すとしているが、具体的な方法や幅などは決まっておらず、関係者間で協議を続ける。ガソリン税に上乗せされている暫定税率の廃止でも一致した。国民民主が求めている手取りを増やす政策を自公が受け入れた。 古市氏は「気になるんですよね。合意したって言われても“178万円を目指して来年から引き上げる”って、よく分からない。いつまでに178万円になるのかってことが具体的に書かれていない」と指摘。 「だから、来年からちょっとずつ上げていきましょってことしか言ってなくて、どこまで178万まで、ホントに上がるのはいつかって書いてないから、こういう期日のない約束って政治では守られないことが多いじゃないですか。そこを凄く疑っている」と自身の見解を述べた。