<センバツ>冷静な投球光った市和歌山の2年生右腕 追いつかれても「こういうものかな」
◇第91回選抜高校野球 ○市和歌山3-2呉●(23日・甲子園) 市和歌山の2年生左腕・岩本は冷静さが光った。球速130キロ前後ながら伸びのある直球とスライダーに加え、緩いカーブも織り交ぜて打たせて取った。七回2死二塁から初安打となる右前適時打を浴びたが、「こういうものかな」と慌てず、九回に追いつかれた時も「裏(の攻撃)があるから大丈夫」と落ち着いて後続を断った。昨秋は登板した6試合全て完投し、134球を投げ切ったこの日も「肉体的な疲れはない」と言い切った。 【延長十一回、劇的なサヨナラの瞬間】