特産白ネギバーガー名物に 桜井高生 とろろ、フライ、コロッケ…
●2月、道の駅で販売 黒部市の桜井高3年生が黒部特産の白ネギを活用したバーガーを開発した。7日は試作4品の審査会が開かれ、白ネギを使ったとろろやフライ、サラダコロッケなど若者ならではのユニークな発想を生かした具材が好評を集めた。試作品を絞り込んで商品化し、来年2月に道の駅KOKOくろべの店舗で販売を始める計画で、生徒は黒部の新たな名物にしたいと意気込んでいる。 道の駅内の瑞彩(みずいろ)マルシェで弁当や加工品を扱う「黒部はるか」(黒部市)が7月、桜井高に黒部ならではのバーガーの企画を提案し、開発が始まった。生活環境科の生徒8人が4グループに分かれ、卒業研究の一環として取り組み、試行錯誤を重ねて試作品を完成させた。 7日はとろろ焼きや磯辺揚げ、ネギを1本使ったフライ、白髪ネギとネギ入りハンバーグ、ネギのポテトサラダコロッケといった具材のバーガー4品が並び、生徒がプレゼンテーションでPRした。市やJAくろべ、黒部はるか、桜井高の担当者が味や全体のバランス、提供のしやすさなどの項目で審査に当たった。 とろろ焼きバーガーの開発に携わった蜷川乃愛(のあ)さんは「具材の焼き加減を調節し、見た目にもこだわった。多くの人に味わってほしい」と話した。黒部はるかの小谷武嗣社長は「ネギという難しい食材を柔軟な発想で上手に生かしており、味も良かった」と講評した。 販売する商品を月内に選び、商品化に向けてさらに開発を進める。店頭で販売する際は生徒も加わってPRする。