【速報 ジロ・デ・イタリア2024】フィニッシュ手前3kmの無印峠でポガチャルを追いかけたナルバエスがステージ優勝/第1ステージ
快晴の中、ピエモンテ州ヴェナリア・レアーレで107回目のジロ・デ・イタリアが開幕を迎えた。176人の選手が見送りに訪れた大勢の観客に見守られつつ3週間の過酷な旅へと出発。アクチュアルスタートが切られると数分のアタック合戦のあと、ルイ・バレ(アルケア・B&Bホテルズ)、ニコラ・ドゥボーマルシェ(コフィディス)、リリアン・カルメジャーヌ(アンテルマルシェ・ワンティ)、アマヌエル・ゲブレイグザビエル(リドル・トレック)、アンドレア・ピエトロボン(ポルティ・コメタ)、フィリッポ・フィオレッリ(VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)の6人の先頭グループが形成された。 【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第1ステージ|Cycle*2024
メイン集団ではイネオス・グレナディアーズとUAEチームエミレーツが1分半程度のタイム差をキープしている。4級山岳と中間スプリントポイントはフィオレッリが、3級山岳はゲブレイグザビエルが、インテルジロポイントをカルメジャーヌが先頭通過し、そのままゲブレイグザビエルと2人で抜け出し次の2級山岳を目指す。メイン集団は無印峠サン・ヴィートでペースを上げ、先頭2人以外のメンバーを吸収。クリストフ・ラポルト(ヴィスマ・リースアバイク)は後方で苦しんでいる。
上りでゲブレイグザビエルに置いていかれたカルメジャーヌは下りで追いつき、2級コッレ・マッダレーナの上りでゲブレイグザビエルを引きちぎり山頂を先頭通過、この日のマリア・アッズーラを確定させた。ラファウ・マイカ(UAEチームエミレーツ)の牽引で長く伸びたメイン集団ではロマン・バルデ(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)、テイメン・アレンスマン(イネオス・グレナディアーズ)がついていけない。
下りで飛び出したニコラ・コンチ(アルペシン・ドゥクーニンク)、マキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ)、ミッケルフレーリク・ホノレ(EFエデュケーション・イージーポスト)らがカルメジャーヌに追いつきダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス)が中間スプリントポイントを先頭通過。無印峠サン・ヴィートでジロ初出場のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)がアタック、ジョナタン・ナルバエス(イネオス・グレナディアーズ)がぴたりと貼り付き、先頭を走るコンチをパスしてフィニッシュ地へと漕ぎ進む。
【関連記事】
- 【ジロ・デ・イタリア2024 レースレポート:第3ステージ】ティム・メルリールが亡きウェイラントに捧ぐジロ通算2勝目 ウルフパックとしても記念すべきジロ30勝目
- 【速報 ジロ・デ・イタリア2024】メルリールが最初のスプリントステージで区間優勝、マリア・チクラミーノ獲得/第3ステージ
- 【ジロ・デ・イタリア2024 レースレポート:第2ステージ】叶えられなかった「夢」を射止めたポガチャル。全てのグランツールで区間優勝達成に「自転車界では大きな快挙。最高にハッピー」
- フォレリングが悲願の初総合優勝、区間2勝と山岳賞も獲得【Cycle*2024 ラ・ブエルタ フェメニーナ:レビュー】
- 【速報 ジロ・デ・イタリア2024】ポガチャルが2日目にしてマリア・ローザ獲得、三大ツールで区間優勝/第2ステージ