【速報 ジロ・デ・イタリア2024】フィニッシュ手前3kmの無印峠でポガチャルを追いかけたナルバエスがステージ優勝/第1ステージ
ポイント賞 1 ジョナタン・ナルバエス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ)25 Pts 2 リリアン・カルメジャーヌ(フランス/アンテルマルシェ・ワンティ)20 Pts 3 フィリッポ・フィオレッリ(イタリア/VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)18 Pts 山岳賞 1 リリアン・カルメジャーヌ(フランス/アンテルマルシェ・ワンティ)20 Pts 2 アマヌエル・ゲブレイグザビエル(エリトリア/リドル・トレック)10 Pts 3 ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア/VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)8 Pts ヤングライダー賞 1 アレックス・ボーダン(フランス/デカトロン・AG2Rラモンディアル)in 03h 14' 29'' 2 マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー/スーダル・クイックステップ)+ 00' 04'' 3 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス),, チーム総合順位 1 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)in 09h 43' 29'' 2 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)+ 00' 16'' 3 スーダル・クイックステップ(ベルギー)+ 00' 20'' リタイア なし
5月5日(日)第2ステージ サンフランチェスコ・アル・カンポ > サンチュアリオ・ディ・オロパ 161 km(丘陵 ★★★☆☆/獲得標高 2300 m) 活気ある初日を過ごしたマリア・ローザ争いは、いきなり重大局面を迎える。大会2日目にして、気の早い山頂フィニッシュ!マルコ・パンターニの神話が刻み込まれた聖地オロパが、強豪たちを早くもふるいにかける。 トリノ北部のサンフランチェスコ・アル・カンポから走り出すと、幸いにも、序盤100kmほどは平坦基調。ジロおなじみの「フーガ賞」やら「中間ポイント賞」を狙う者たちにとっては、大切なチャンスとなりそうだ。いまだ出番のないスプリンターたちも、中間ポイントで「マリア・チクラミーノ」に向けたちょっとした戦いを繰り広げてくれるかもしれない。また106.6km地点では20年ぶりに復活した「インテルジロ賞」の、立て続けに登場する2つの3級山岳では「山岳賞マリア・アッズーラ」のポイントを収集したら、いよいよ主導権は総合本命たちの手に渡る。 第2ステージで早々に山頂勝負が行われるのは、1989年以来であり、その舞台にはユネスコの世界遺産に登録された「聖なる山」が選ばれた。サンチュアリオ・ディ・オロパの礼拝堂群へと誘う全長11.8km・平均勾配6.2%の山道は、中盤から一気に難度を増す。途中1.5kmに渡って9.5%の激勾配ゾーンが待ち構え、その後もあちこちで10%超が顔を出す。しかも小さなうねりをはらんだ巡礼路では、勾配は決して安定せず、一定の登坂リズムを保つことは難しい。 2017年大会では、ピンクジャージ姿のトム・デュムランが、ライバルたちを3秒差でかわして栄光をもぎ取った。一方で2014年大会には逃げ切り勝利を見届けたオロパの山だが、この山の名を永遠に轟かせるのは、やはり1999年大会にパンターニが成し遂げた「ラスト8kmで49人ごぼう抜き」。稀代の山岳王の没後20周年を迎えた今年、ジロ伝統の山は、新たな快挙を待っている。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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