被害者語る 「○○pay詐欺」巧妙な手口とは “三重取り”も…被害急増、幅広い世代が標的に
業者は、片言の日本語で電話をしながら男性に PayPayの決済画面を見せるように指示。すると… 50万円超の被害(40代) 「商品代金が引き落とされて『ちょっと待って。こっちが問い合わせてるのに、逆じゃないの?』って話をして」 返金を待っていたはずが、自分が送金する事態に。
業者から「PayPayではうまくいかないので、メルペイで返金する」と言われ、同じように決済画面を共有しますが… 50万円超の被害(40代) 「21万、10万、9万円と(相手に送金されて)『何やってるの!』とこっちが怒鳴っても『お客様、落ち着いて』しか言わない。今考えると、慣れているとしか思えない」 業者が共有された決済画面を悪用して、男性の金を動かしたとみられています。最初の商品購入代、PayPayでの送金、メルペイでの送金と、3度にわたって、あわせて50万円以上をだまし取られた男性。 ──どのあたりから、変だなと気づいた? 50万円超の被害(40代) 「電子マネーで返金しますって時点で『ん?』とは思ってたんですが、受け答えがしっかりしていたので信用してしまった」 男性は、警視庁に被害の相談をしています。
国民生活センターによると、○○pay詐欺に関する相談件数は、この1年4か月で急増。今年7月は「514件」で、去年4月の24倍以上になっているといいます。 ◇ 同僚の友人が、同じように○○pay詐欺の被害に遭ったという女性は… 会社員(50代) 「お買い物して返金(の手続き)しようと思ったら(お金が)どこかに行っちゃったって」 ──被害額は? 会社員(50代) 「5万円くらいって聞いた。怖いですよね」 大学生(20代) 「オンラインで使うのを控えようかなと思ったりする。だまされないように、自分で守っていくしかないかな」 ◇ 国民生活センターは、「10代20代を中心に、幅広い世代がターゲットになっている。『○○payで返金します』と言われたら、詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけています。 (11月13日放送『news zero』より)