【有馬記念】ダノンデサイル、3着フィニッシュに安田師「3着という結果より…何かを変えていかないと」課題挙げる
◇22日 第69回有馬記念(G1・中山・芝2500メートル) 最内枠から迷わず行った。スタートを決めた2番人気のダノンデサイル(牡3歳、栗東・安田)は、横山典が手綱を押してハナを主張。初の古馬相手に、ダービー馬として堂々と馬群を引っ張って3着でフィニッシュした。 レース前の予想通り超のつくスロー。前半5F1分2秒9とマイペースに持ち込むと、直線の残り50メートルまでは踏ん張ったが、併せ馬の形で伸びてきた1、2着馬にかわされた。 菊花賞6着からの巻き返しに、鞍上は「良く頑張った。現状で良く走りました」と一定の評価。一方、安田師は「(前走から)いい変化をしていると思うが、3着という結果より課題の方が残った。馬の成長をこのまま期待するだけでなく、何かを変えていかないといい走りが戻ってこない」と今後への課題を挙げた。それも世代一番馬に対し、求めるものが大きいゆえ。この経験を糧にした来年は、もう一回り成長した姿を見せたい。
中日スポーツ